第2回 JAM様 ストーリー5「孔版印刷でつながる人」

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第2回 JAM様 山川正則社長

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ストーリー5「孔版印刷でつながる人」


JAMの山川社長と台湾JAMのNomiiさん


モトヤ→クラウドファンディングを使われていますね

山川社長→いくつかあります。ひとつはマクアケさんにお世話になったものでスリマッカの商品を作るときに資金が無かったのでテストマーケティングをしてファンディングしたというのがあります。これが実はJAMにとっていちばん最初のファンディングになります。金額は600万円くらいでした。とはいえ、600万円では金型とかも必要になるのでそこまで作る費用は賄えません。ですのでマーケティングというか、予約販売のための資金ですね。

そして、この1回目の経験があったので、この後のCAMPFIREの募集案件につながるんです。過去の経験をいかし取り組んでくれました。スタッフは本当に頼りになります。クラウドファンディングを既に知っている人もいました。人に恵まれているというかありがたいです。

モトヤ→CAMPFIREという事業者のものはいつ頃なんですか。

山川社長→2020年にお世話になったと思います。コロナ禍になって3000万円くらい集まったものです。※取材中現地でCAMPFIREのサイトを見る

モトヤ→支援総額は30,349,380円ですね。でも目標金額は10,000,000円です。支援者数は5204人もおられます。どんな方が支援してくれたんでしょうか。

山川社長→それはここを見て下さい。(CAMPFIREサイト内の→支援者の投稿欄を開く

「応援しています!頑張ってください!」をはじめ、たくさんの支援のメッセージが5分、10分単位で次々と書き込まれている。

モトヤ→コピーに「SAVE THE JAM」とありますね。

山川社長→支援融資が申請はすれどもいつ借りられるかわからない状態で、売れ上げはさがっていきこのままだと潰れるかもしれないと思いました。このとき資金がショートしかけてて。このままでは正直倒産するとおもいました。購入型クラウドファンディングをすることで通常注文も増え、ファンディングでの応援もあり資金ショートせずに危機を乗り越えることができました。

本当にたくさんの方に支えられていると実感し感謝しかありません。このことを忘れずに面白いサービス、商品を提供できる会社に成長していこうと思いました。コメントは今でも読んでいて勇気がでます。本当に涙が出ます。

モトヤ→先日、毎年楽しみにされている方も多い「紙マーケット」が開催されました。私も見学させていただきました。これはそのときの写真です。純喫茶ジャムなんていうのもありましたよ。

紙マーケット開催日


山川社長→純喫茶ジャムで取り扱っているものはうちの印刷物が何か絡んでいる商品なんです。タグをうちで刷ってるとかおにぎりは印刷した本の中にあるレシピから作ったものなんです。名刺とかフライヤーとか。これはうちのオリジナルのスリマッカのクッキーを作ってもらったりとか、ちょっとでもクリエイターさんのお手伝いができればと考えました。僕がインタビューをお受けしたのもたとえひとつでも誰かに何かを伝えられたら、何かのヒントになれば、僕で良かったら、という思いからなんです。

このパスポート。ご覧になりましたか?これスタッフに「書いてください」って言われて、恥ずかしいのですけど断れないので。このパスポートを持ってスタンプを集めると社長のイラストがもらえるのでしたっけ。「あぁそうなんです、ちょいちょいね」。年賀状の干支も僕が書いてます。そうやって少しでもクリエイターさんに繋がりたいなという気持ちです。

純喫茶ジャム


モトヤ→以前お話をお伺いした時に「楽しさは見ていただかないと説明できない」と仰っておられましたので来てみたんです。

山川社長→紙マーケットについて
中身が濃い楽しみ方というのでしょうか、だからパワーがあるというか、なんか感じるものっていうか、楽しそうに見えるっていう。何か通りがかりでわいわいする感じではなく、目標、目的を持っているからですかね。そもそもこの場所が大通りに面したところでもないので。そうですね紙マーケットは特に紙好きの方がいらっしゃるのです。平日と土日開催日により表情も違います。土日は子供さんや子連れの親が来られるのでこういうスリマッカで遊んだりとか。

紙マーケットの様子1


そのときそのときの盛り上がり方が違うように思います。ただ共通して言えるのは目的をもってきているのでみんな楽しそうです。こっちも元気になります。だからほんとに楽しんでもらえるような会社にはしたいとイベントをするたび、作品を見るたびに思いますね。最終的には孔版印刷で世界中のクリエイターさんと繋がりたいなぁと思います。

世界のスタジオという孔版印刷をやっているところのインタビューをしています。アンケートと資料を送って答えてもらいつくっています。うちには英語をしゃべれるスタッフが何人かいますので、常時対応できています。工場見学も英語で行うことができます。コロナのときにはオンライン開催を英語で募集していました。

モトヤ→入国時の制限が緩和されるにつれ海外の方の見学も増えるかも知れませんね

山川社長→以前はいろんな国からここへ来られてました。

山川社長→印刷会社であってもこれからも違う切り口でつながっていきたいと考えています。世界中のクリエイターさんと孔版印刷を通じてつながり少しでも明るい世界になるよう、その役に立てるような会社になればいいなと思っています。

紙マーケットの様子2




おわり



JAM

台湾JAM

 

 



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