比較方法を考える②:速乾性洗浄剤

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~シリーズ:コストの削減・維持~

比較方法を考える②:速乾性洗浄剤

新型コロナウイルス特別措置法に基づく3度目の緊急事態宣言が東京、大阪、兵庫、京都に発令され、5月31日まで延長⇒愛知・福岡・北海道・岡山・広島・沖縄が追加となり⇒さらに6月20日まで再延長となりました。前回と違うのは変異株の広がりによって、新規感染者数が下げ止まらず、重症化リスクも上がっています。ワクチンの集団接種が始まっていますが、全体としてはまだまだ供給が追いついておらず、予断を許さない状況がしばらく続くのではと思います。

コロナウイルスの図
さて、前回(比較方法を考える①:梱包資材(ストレッチフィルム))はコロナ禍で消耗品の値上げや出荷停止による消耗品見直し時の注意点として、比較方法を取り上げました。今回はブランケットや圧胴の手拭き用途として「速乾性洗浄剤」について考えたいと思います。前回のまとめとして、製品を比べる際に単価だけではなく「能力」と「単位」を考えて『同じ基準に揃えて比較』することでした。今回も同様に揃えるべき基準について、ご紹介します。


速乾性洗浄剤の能力と言えば「乾燥性」ですが、目安として「沸点」と「引火点」で比較すると早い・遅いが判断できます。速乾性を持たせるには沸点と引火点が低い溶剤を多くしますが、一般的には油性インキに対応する①揮発油(炭化水素)が70~80%で、残りの20~30%で紙粉や糊汚れに対応できる②アルコールやUVインキに対応する③グリコールエーテルとの組み合わせが多いです。

これらの情報は、製品安全データシート(SDS)の「3.組成、成分情報」に成分が記載されていれば、そこから沸点と引火点が調べられます。先ほどの一般的な製品だと沸点:100℃/引火点:2℃前後で、ローラ用洗油は沸点:150~200で引火点は42℃です。

揮発油では早過ぎるが、ローラ用洗油より少し早めということであれば、沸点:120℃~150℃/引火点:20℃~35℃くらいがちょうど良い乾燥性になるかもしれません。このように沸点/引火点が何℃くらいかを数値で比較することで、複数の候補の中から最適な乾燥性を選定できます。

SDSの図
そして、コストに大きく影響するのは使用量です。多くの製品が油性・UV兼用を謳っていますが、溶剤単価と乾燥性の問題から揮発油が多用されているため、UV洗浄力が不足して使用量が多くなります。また、乾燥性が早過ぎるのも使用量が増える原因になりますので、必要最低限の量で洗浄ができる製品を見極めることが重要です。

また、能力以外に単位も注意が必要です。例えば、一斗缶の価格で15kgと16Lの単価をそのまま比較される場合がありますが、単位が違うので同じ容量ではありません。両方がL表記だと¥/1Lに換算しやすいのですが、重さと容量で異なる場合はお互いの単位を揃える必要があります。

そこで使用するのが比重です。比重とは簡単に言うと、「水より軽いか重いかを比較した比率」のことです。図のように4℃の水を標準物質として、この水との比率によって重さを容量に換算できます。例えば、比重が0.85の溶剤が15kgの場合は15÷0.85で容量が約17.6Lとなります。この比重はSDS「9.物理的及び化学的性質」で確認できます。

比重の図
これらを踏まえて今一度、速乾性洗浄剤について、比較方法を考えていただき、モトヤへご相談ください。御社に最適な製品をご紹介させていただきます。

速乾洗浄剤について

速乾洗浄剤について②





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