印刷会社の仕事は『印刷』の先にある ~課題解決と付加価値でつくる新たな強み~

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M-Vision ― 印刷の「強み」を考えるコラム

印刷会社の仕事は『印刷』の先にある
~課題解決と付加価値でつくる新たな強み~

タイトルを読み、印刷業界の皆さまはどのような印象を受けるでしょうか。 「いやいや、印刷会社だから印刷が仕事だろう」と感じる方も多いかもしれません。もちろん、技術としての「印刷」は変わらず中心的な業務であり、その品質追求は企業の生命線であることは間違いありません。 しかし、1922年の創業から「顧客と共に栄える」という理念で活動してきたモトヤがお伝えしたいのは、印刷会社の「真の仕事は印刷だけではなく『その先にある」ということです。

【この記事のゴール・ポイント】

  • done_all印刷業界の現状:紙媒体の需要減少に伴い、「頼まれたものを印刷する」受託型ビジネスからの脱却が急務。
  • done_all印刷会社の真の仕事: 印刷を「目的」ではなく「手段(プロセス)」とし、顧客の課題(集客・売上増など)を解決すること。
  • done_all強みの再定義: 技術力、ワンストップ対応、企画力など、自社のリソースを「顧客へのメリット(付加価値)」に変換することが生き残りのカギ。

 

【現状と課題】印刷業界を取り巻く環境と減少する紙需要

印刷業界は、デジタルの波によって大きな変化の渦中にあります。情報伝達の主役が紙媒体からWebやスマートフォンへとシフトし、印刷物の総需要は減少傾向にあります。

実際に、産業の全盛期であった1991年に約8.9兆円を誇った製造品出荷額は、2024年の実績値で4兆9,780億円と4割以上減少しました。同時に、全国に約4万6,000拠点あった事業所数も、個人経営等を除く企業ベースで1万2,766事業所へと減少しており、業界全体の構造転換が進んでいます。
これは、当社も含め業界に属する全ての企業が直面している現実です。
※データ引用元:経済産業省「工業統計調査(1991年)」、総務省・経済産業省「2025年経済構造実態調査(2024年実績・2026年7月公表)」

このような環境下において、従来型の「頼まれたものを、印刷する」という受託型のビジネスモデルだけでは、企業の成長はもちろん、生き残っていくことも難しい時代になっています。
モトヤが長年「印刷会社が『自社の強み』を認識し発信していくことが重要」と考え、発信の機会としてコラボレーションフェアなどの展示会を主催していることも、この環境認識に基づいています。生き残りのカギは、従来の枠を超えた『自社の強み=付加価値』の提供にあります。

モトヤコラボレーションフェア 2026東京展の様子

2026東京開催の様子

モトヤコラボレーションフェア 2026大阪展の様子

2026大阪開催の様子

 

印刷会社の真の仕事は「顧客の課題解決」

では、印刷会社の真の仕事とは何でしょうか。モトヤは、「印刷物を通じて、顧客が抱える課題を解決すること」だと考えています。
「印刷」は、あくまで「プロセス」の一部にすぎません。顧客のニーズは、「Aという紙に、Bというデザインを印刷してほしい」ではなく、「集客を増やしたい」「売上を上げたい」という本質的な課題を解決することにあります。

【課 題】企業イメージを向上させたい  ⇒ 【解決策】高品質なブランディング冊子
【課 題】イベントの集客を増やしたい  ⇒ 【解決策】ターゲット層に響くDMやポスターの配布戦略
【課 題】商品購入を促したい  ⇒ 【解決策】視認性の高いパッケージのデザインやPOP制作


印刷物を通じた顧客の課題解決例(ブランディング、集客、販促)
このように印刷会社の仕事は顧客の課題に寄り添い、その解決策として豊富な知識に基づく「最適な印刷」を提案することです。多くの選択肢がある中で「印刷の強みを活かし実現される目的達成」こそ、印刷会社にしか行えない真の仕事といえます。


印刷ビジネスにおける「自社の強み」の見つけ方と価値転換

顧客の課題解決に貢献し、提案力を高めるためには、『自社の強み』を正しく、多角的な視点で認識し提案することが不可欠です。印刷会社の強みは、「印刷が速い」「価格が安い」だけではありません。顧客にどのような『価値(メリット)』をもたらすことができるか、という視点から、自社の真の価値を見極めることが重要です。

1.技術力・表現力

【強み】特殊な加工(箔押し、エンボスなど)のノウハウ、色再現性の高さ、紙への深い知識
【顧客メリット】競合との差別化、ブランドイメージの向上、商品の魅力最大化

2.プロセス・スピード

【強み】企画・デザインから納品までワンストップで対応できる体制、小ロット・短納期への対応力
【顧客メリット】複数の業者を探す手間を削減、急なニーズへの対応、機会損失の回避

3.企画・コンサルティング

【強み】ターゲット分析に基づいたコンテンツ提案、デジタルと連携させるクロスメディアの提案
【顧客メリット】集客・販促効果の最大化、予算効率の向上、マーケティング課題の解決

4.地域性・ネットワーク

【強み】地元企業の課題に精通している、地域デザイナーや配布業者との連携
【顧客メリット】地域特性に合わせた効果的な施策、信頼性・安心感の提供

印刷ビジネスにおける4つの強みと顧客メリットの図解

※クリックで拡大表示


モトヤでは、印刷会社がこれらの多角的な強みによる「印刷」というプロセスを通して「顧客の課題を解決する企業」への変革を推進しています。


提案力強化・強みづくりのご相談はモトヤへ

『自社の強み』を活かし、顧客への提案力を高めることは、すべての印刷会社にとって喫緊の課題です。モトヤでは、「顧客と共に栄える」という理念に基づき、印刷会社が新たな価値提供を行うための独自のソリューション提案を行っています。

ご相談の一例

課題

当社対応ソリューション

新たな強み「○○」を実現するために設備を導入したい

設備導入費

ITを組み合わせた提案を行いたいが、社内にノウハウがない

業界に適したIT知識不足

業界特化のIT知識を学べる講座、コンサルタントのご紹介

環境に配慮した企業として提案活動を行いたい

印刷現場での環境対応


「自社の強みをどう活かせばよいかわからない」「印刷を起点とした新しい提案の柱がほしい」とお考えの印刷会社の皆さま、ぜひ一度、モトヤへご相談ください。

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