印刷業における自動化・省力化のゴールは『攻め』 ~設備投資のメリットを新たな「強み」へ~

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M-Vision ― 印刷の「強み」を考えるコラム

印刷業における自動化・省力化のゴールは『攻め』
~設備投資のメリットを新たな「強み」へ~

印刷業界は、デジタル化の波による紙媒体需要の低下に加え、「人手不足」と「高齢化」という構造的な課題に直面しています。特に、長年の経験と技術が必要とされる「生産部門」の危機は深刻です。私たちがご相談をお受けする中でも、こうした切実な背景から「自動化・省力化」のゴールが、社員の負担軽減や労働環境の改善といった「守り」として捉えられがちです。

しかし、1922年の創業から「顧客と共に栄える」という理念で活動してきたモトヤがお伝えしたいのは、印刷業における自動化・省力化のゴールは、設備投資によるメリットを『新たな自社の強み』として「攻め」に活用していただくことであるという点です。

【この記事のゴール・ポイント】

  • done_all印刷業界の現状:若手の減少と高齢化の解決に向け、「自動化・省力化」が鍵を握る。
  • done_all印刷業における自動化・省力化のゴール: 社員の労働環境改善(守り)に留めず、生まれたメリットを顧客の課題を解決する「提案(攻め)」に活かすこと。
  • done_all新たな強みの認知・活用: 自動化・省力化で生まれた「時間・対応力・安定品質」などを、顧客にもメリットを生み出す「強み」として活用。

 

【現状と課題】深刻化する生産現場の人手不足と高齢化

前述の通り、印刷業界の「人手不足」と「高齢化」という課題は年々厳しさを増しています。実際に、厚生労働省の調査における印刷・同関連業の推計労働者数は、平成16年(2004年)から令和7年(2025年)にかけて、約28万人から約18.7万人へと3割以上減少しました。さらに年齢層別に見ると、20代の若手層は約7.3万人から約2.4万人へと6割以上も減少する一方で、50歳以上の割合は全体の2割から約4割へと増加がみられ、熟練技術者の高齢化と若年層の減少・定着難が企業の持続可能性を脅かす要因になっています。

印刷・同関連業の推計労働者数の比較:平成16年(2004年)と令和7年(2025年)
※データ引用元:厚生労働省「賃金構造基本統計調査(平成16年・令和7年)」より算出。本調査はサンプル調査(標本調査)であり、示された労働者数は抽出データから全体を拡大推計した数値です。また、本データは従業員10人以上の企業を対象とされており、従業員9人以下の小規模企業・個人経営等は除外されています


多くの現場で、紙積みや目視での検査といった身体に負担がかかる作業が残る中、生産性を維持し、品質を確保するため、多くの印刷会社が「自動化・省力化」を重要課題と位置づけています。これは企業の生存戦略として避けては通れないテーマとなっています。


印刷業が「自動化・省力化」で目指すべきゴールは「提案」への活用

多くの現場で議論される「自動化・省力化」のゴールは、「オペレーターの負担軽減」や「残業を減らすこと」に焦点を当てられがちです。もちろん、これらも労働環境改善として重要ですが、最終的なゴールにしてはいけません。なぜなら、自動化・省力化の実現には相応の設備投資が伴うためです。設備投資によって現場・人材を「守る」ことができたとしても、そもそも新たな仕事がなければ縮小が続く印刷業界で事業を継続・発展していくことは難しいためです。

したがって、自動化・省力化の真のゴールとすべきは、「顧客の課題解決」のために、自動化・省力化で生まれたメリットを『提案(=攻め)』へ活用することとモトヤは考えています。

よく誤解されがちな『自動化・省力化』のゴールと目指すべき真のゴール(守りから提案・攻めへ)

印刷業が自動化・省力化のメリットを『提案』につなげる3つの活用例

では、自動化・省力化によって生まれたメリットを、具体的にどのように『提案(=攻め)』に活用していくべきか。自社のメリットを顧客のメリットへと転換するための、3つの活用例を挙げます。

①時間を活かす ⇒ 付加価値の創造:納期を変えずに「プラスα」を提案
工程が短縮されたことによる時間・人材の余裕を、表面加工や特殊な折り、パーソナライズ(バリアブル印刷)といった「成果を高める工程追加」の提案に活用します。

②対応力を活かす ⇒ ワンストップ体制構築:より広範な要望への即応体制
設備導入によって広がった業務対応力を活かし、多品種・複数工程を一貫して引き受ける体制を構築。エンドユーザーからの窓口を統一する「業務負担軽減」の提案へ活かします。

③機械化を活かす ⇒ 安定品質の提供:機械化による「揺るぎない信頼」
人の手によって行われていた作業を機械へ置き換えることで、ヒューマンエラーを排除します。安定した品質の継続提供による「ブランドの信頼醸成・ブランドを守る安心」の提案へ活かします。


自動化・省力化のメリットを『提案』につなげる3つの活用例

このように、自動化・省力化のメリットを「守り」から「攻め」へと活かす視点を持ち、新たな「強み」を創り、提供していくことで、印刷会社はより上流の顧客課題に寄り添う「戦略的なパートナー」へと変革していくことができるのです。


自動化・省力化を活かした「強みづくり」はモトヤへ

自動化・省力化のメリットを活かし『自社の強み』を創ることで、お客様への提案力を高めることは、すべての印刷会社にとって喫緊の課題です。
モトヤでは、「顧客と共に栄える」という理念に基づき、部分的な自動化・省力化から将来的なスマートファクトリー化までを見据え、印刷会社がエンドユーザーへ新たな価値提供が可能となる、独自のソリューション提案を行っています。

ご相談の一例

課題

当社対応ソリューション

自社にどのような自動化設備が適しているかわからない

自動化ノウハウを有した相談先がわからない

できるだけコストを抑えスピード感を持って省力化を実現したい

導入効果の裏付け
設備導入費

大規模な自動化・省力化設備を導入したいがコストが心配

設備導入費


自動化・省力化設備のイメージ
※自動化・省力化設備の一例



「どの工程の自動化・省力化が効果的かわからない」「自動化・省力化を通じて提案力を高めたい」とお考えの印刷会社の皆さま、ぜひ一度、モトヤへご相談ください。

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