はじめに
2025年5月27日(火)、28(水)の2日間、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 京都支社にて「ジョイントフェア2025」を開催いたしました。
今回の展示会は、新規ビジネスへのチャレンジ、生産工程の省力化をテーマとして開催し、2025年1月に新発売されたプロダクションプリンター「Revoria Press SC285」を中心として高付加価値化、省力化について最新技術をご紹介いたしました。

会場の様子
展示レポート
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社
最新機器「Revoria Press SC285」「Apeos Pro C650」の紹介
2025年1月から販売開始された「Revoria Press SC285」と様々な複合機能を兼ね備えた「ApeosProC650」といったプロダクションプリンター2機種を紹介。
「Revoria Press SC285」はコンパクトなサイズながら「CMYK+特殊トナー」を実現し、高付加価値印刷を提供。CMYK 高画質、メタリックカラーの光輝感が表現可能となっており、多彩で訴求力のある色表現によって印刷物の付加価値を向上。
「Apeos Pro C650」は複合機としての基本機能とプロユースの印刷品質を兼ね備えたプロダクションプリンター。
幅広いサイズ・紙厚に対応し、名刺からチラシやポスターなど様々な販促物を高精度な出力によって美しく印刷可能。
また、いずれも中小企業省力化投資補助金のカタログ型に登録されている製品で補助金を活用した設備導入も可能。
さらに、会場では、「Create on Demand」をテーマにデジタル機ならではの特性を活かした高付加価値印刷の実例サンプルも多数紹介。

ブースの様子

加工品サンプル
紙さばきロボットシステム「Revoria Kamisa PH12」の紹介
「Revoria Kamisa PH12」は2025年7月1日に発売予定の紙さばきロボットシステムで、今回は動画展示で紹介。印刷製造工程の中で印刷後から用紙断裁までの作業工程において必要な、大判サイズで重量のある刷本の束の紙さばき作業を自動化でき、生産ラインの省人化と印刷品質の安定化を実現し、印刷会社の生産性向上に貢献。
手紙代行ロボット「PENDROID(ペンドロイド)」の紹介
「PENDROID(ペンドロイド)」は手書き風の手紙を代筆するロボット。手書きによって送り手の個性を感じさせることで、印刷のDMやメールよりも開封率が高く、相手に好印象を与えることが可能。手紙代筆サービスに依頼するよりも、自社システムで代筆することで機密保持ができ、業務効率も向上。
カール事務器株式会社
発泡スチレンボードカッター「トリムギア TG-1000」の紹介
「トリムギア TG-1000」はA1サイズ対応のスチレンボードカッター。従来の定規とカッターで行っていたパネルカットを簡略化。最大裁断ボードは7mm厚対応、セットするだけで簡単に裁断が可能。
名刺カードカッター「プロスカット PCM-15M」の紹介
「プロスカット PCM-15M」はカンタン・安全・高性能の名刺・カードカッター。オプションユニットを搭載する事で蛇腹名刺やミシン入りチケットなど多彩な加工が可能となり、PODの後加工として販促ツール作成に貢献。
グラフテック株式会社
自動給紙型カッティングプロッタ「CE8000-ASF1」の紹介
「CE8000-ASF1」は、シートメディアの自動給紙機能を持つ「オートシートフィーダーユニット(ASF1-30)」と「カッティングプロッタ(CE8000-40)」を組み合わせた製品。連続運転バーコードを用いた異なるカットデータの自動検出や連続カット、連続運転時のトンボ(位置合わせマーク) 読み取りと補正機能の強化など、小ロット、多品種のシール・ラベル生産に最適な機能を多数搭載。業務の自動化や省人化・効率化を推進し、納期短縮・在庫レス・コスト削減を実現。

「CE8000-ASF1」
nearby株式会社
デジタル名刺「nearbyカード」の紹介
「nearbyカード」は、アプリ不要で直感的な編集、設定ができるデジタル名刺。相手のスマホにかざすだけで名刺に記載している情報に加え、あらかじめ設定した動画・SNS等を掲載したマイページもシェアでき、プロフィールURLを用いたオンライン会議での名刺交換から、ショップカードとしての利用など幅広い活用が可能。

ブースの様子
株式会社リディアワークス
ファブリックサインシステム「LUFAS」の紹介
「LUFAS」は、デザインを印刷した布の周囲にラバーを縫製し、アルミフレームの溝にはめ込むだけで簡単に施工できるファブリックサインシステム。省スペースながら、高繊細なデジタルプリントと色鮮やかな内照式 LEDを使用することで、高い訴求効果を発揮。また、アルミフレームの溝にはめ込むだけで簡単に施工でき、従来のファブリックサインの懸念事項であった「シワの発生」を解決、誰でも簡単にシワなく施工が可能。

「LUFAS」
オフィス知識
新発想除電装置「放射式除電装置」の紹介
「放射式除電装置」は、全く新しい技術で静電気を除電する新発想除電装置。100V電源かつ、2~5Wの電力で使用可能な省エネ設計ながら、印刷のラインスピード300~500m/分の除電が可能。また、「可燃性ガスの着火」や「オゾンの発生」などを防止し、印刷作業の効率化と安全な生産現場構築が両立できる新発想の除電装置。

「放射式除電装置」
総括
今回ご来場いただいた皆様、お忙しい中ご来場いただき誠にありがとうございました。
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン様との共催で、京都ショールームに設置された「Revoria Press SC285」を中心に新規ビジネスへのチャレンジ、生産工程の省力化をテーマに開催いたしました。
このフェアを通じて、お越しいただいた皆様の新たなビジネスの活路の参考となれば幸いに存じます。
ご都合が合わずお越しいただけなかった場合でも、興味のある内容があった際には、詳しいご説明なども承っておりますので、お気軽にモトヤまでご相談ください。
また、モトヤでは労働力不足解消に寄与する「省力化補助金」や新規事業の取組みに寄与する「ものづくり補助金」といった各種補助金の申請支援も行っております。様々な設備投資にご活用できますので、下記ページをご覧いただき併せてご相談ください。