ホリゾン・ジャパン 京都ショールームオープンイベント「モトヤコラボ展」展示会レポート

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はじめに

2023年4月26日~27日にホリゾン・ジャパン株式会社 京都ショールームオープンイベント「モトヤコラボ展」を開催いたしました。同展示会は、2023年4月25日に京都市南区にあるホリゾン・ジャパン株式会社 ワールドサポートセンター(WSC)内に開設された新ショールーム(Horizon Park Square)にて行われました。


滋賀県にあるショールーム(Horizon Innovation Park)と異なり中型~小型のシステム商品や最新技術などを中心に、大阪から約1時間で来ることができるアクセスの良さを生かしてアジア、及び国内のお客さま中心にお迎えするそうです。建物内にはコミュニティエリアやサービストレーニングエリアを備え人々が ‟Park”「集う」拠点、ビジネスを成功に導くお役立ちの場となることを目指しているそうです。

展示エリア


コミュニティエリア


今回の展示会の大きなテーマは、

・最新の製本機器による、自動化、省人化、多能工化を目的とした製本工程の構築
・ワークフローシステム『iCE LiNK』を活用した、課題解決に向けた見える化の実現
・見開き性と耐久性に優れた『PO(ポリオレフィン)のり』の紹介と、実機での実演

となっており、ポストプレス目線から見たお客様のスマートファクトリー実現に向けたソリューションを中心に展示されました。


展示レポート

製本の内製化時のオペレータ不在を解決

無線綴じ機(BQ-500)と三方断裁機(HT-300)の連携システムを展示。2つの工程を1つの工程にまとめることで製造にかかる人手を減らすことが可能です。このシステムへ更にプリンターを連携させることで無人化への対応も可能に。

インライン無線綴じ製本システム 全体

インライン無線綴じ製本システム 全体

インライン無線綴じ製本システム 機器連携部の様子

機器連携部

 

ロボットを活用した人手不足の解消

紙折機(AFV-566FKT)とパイル式プレススタッカー(PSX-56)とパレタイズロボットの連携システムを展示。製本工程において発生する単純作業や重労働をロボットに任せることで人員配置の最適化が可能なうえ、労働環境の改善にもつながります。

紙折機+パレタイズロボット 全体図

紙折機+パレタイズロボット 全体

紙折機+パレタイズロボット ロボット稼働部

ロボット稼働部

 

製本工程の実績集計や分析の悩みを解決

製本ワークフローシステム「iCE LiNK」を展示。クラウドを利用して機器の稼働状況をリアルタイムに確認し、稼働状況などのログの取得や分析、部品の交換タイミングのお知らせが可能なソフトウェアです。機械の稼働実績の見える化により、生産効率改善と予防保全活動が可能です。

会場に設置されたiCE LiNK

会場に設置された「iCE LiNK」

稼働状況が把握できる

リアルタイムで稼働状況が確認できる

 

PO(ポリオレフィン)のりの紹介と実機での実演

見開き性と強度に優れた第3の製本糊の紹介と実機実演。汎用的な設備で使用可能なうえ、高品質なEVAよりも接着強度が20-25%優れています。優れた熱安定性から機械メンテナンスの削減、低塗布量によるトータルコストの削減まで貢献します。

実演に使われた無線綴じ機(BQ-500)

実演に使われた無線綴じ機(BQ-500)

POのり塗布部

POのり塗布部

 

自動化と製本品質の向上を追求した新商品

新商品である、次世代型中綴じ製本システム「StitchLiner Mark Ⅳ」を展示。冊子サイズや厚さに応じた各調整がすべて自動で行われ、スキルレスで安定した品質の中綴じ製本を高度な自動化技術によって実現。全自動化することでセット替えの時間を極限まで短縮。筋入れ機構や突き揃え機構、折り部、針金の長さ調整、断裁前の位置調整など、各工程における高精度な調整と加工技術で高品質な冊子の製本を実現します。

StitchLiner Mark Ⅳ

「StitchLiner Mark Ⅳ」

POのり塗布部

多品種も全自動対応

 

コニカミノルタジャパン㈱ブース

高画質、多彩な用紙への対応が可能な「Accurio Press C4080」と自動品質最適化ユニット「IQ-501」を中心に展示。「IQ-501」によって可能な「用紙1枚*で表裏見当合わせ」と「用紙2枚*でカラーキャブレーション」によって印刷前準備時間を大幅に削減。印刷品質の向上と作業効率化どちらにも貢献します。 *どちらも最少で済んだ場合

Accurio Press C4080

ブースの様子

「IQ-501」による自動表裏見当合わせ

「IQ-501」による自動表裏見当合わせ

 

富士フイルムビジネスイノベーションジャパン㈱ブース

幅広い用紙汎用性、美しい出力品質、高い耐久性を兼ね備えながら、100V電源を実現。FAX送信といった一般オフィスワークにも対応可能な「Apeos Pro C650」を中心に展示。不織布への印刷によって作られたブックカバーのサンプルを展示し、同機種の対応力と活用法をご提案。

FFBI ブースの様子

ブースの様子

不織布印刷で作られたブックカバー

不織布印刷で作られたブックカバー

 

セミナーレポート

会場では2日間、全3回にわたり「ポストプレス視点から考える見える化とスマートファクトリー」をテーマにホリゾン・ジャパン株式会社 松本氏、真木氏によるセミナーを開催。両日通して多くの方にご聴講いただきました。


実際にどう取り組めばいいかわからないという悩みが多い「見える化」「スマートファクトリー」ですが、どちらも『全社員が幸せになるために、より多くの利益を会社へ残す』ための1つの手段であることをはじめにお話いただき、別業種の製造工場やホリゾン・ジャパン株式会社で実際に行われている「見える化」「スマートファクトリー」の事例を元に、これまで見過ごされていた「ポストプレス工程」で実際に利益は出ているのかこれから利益を出すためにはどうするべきか考えるきっかけとなるセミナーとなりました。


総括

今回ご来場いただけた皆様、お忙しい中ご来場いただき誠にありがとうございました。展示会でご紹介させていただいた内容は、どれもお客様毎に抱える課題を解決する「1つの手段」です。お越しいただいた皆様の業務効率化、業務環境改善の参考となれば幸いに存じます。

ご都合が合わずお越しいただけなかった場合でも、興味のある内容があった際には、詳しいご説明なども承っておりますので、ご希望の際はお気軽にモトヤまでご相談ください。


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また、モトヤでは「ものづくり補助金」を始めとする各種補助金の申請支援も行っております。印刷関連機器やポストプレス関連機器など様々な設備投資にご活用できますので、下記ページをご覧いただき併せてご相談ください。


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