はじめに
2024年7月16日に株式会社ミマキエンジニアリング 大阪支店ショールームにて大創株式会社、株式会社ミマキエンジニアとの共催で「3社合同ジョイントフェア」を開催いたしました。
本展示会は、大創による作図システムの提案、ミマキエンジニアリングによる最新機器の導入、入替の提案を通して人材不足の解消や新規事業へのヒントを見つけていただく場として開催し、32社49名の方々にご来場いただきました。
会場の様子
会場の様子
レポート
簡単作図システムの紹介:大創株式会社
クラウド型パッケージ設計定型システム「SAKURA(サクラ)」のセミナーを実施。定型に特化することでCADソフトの使用経験がなくても、数値の入力で簡単に図面作成が可能。教育期間を要する図面作成担当者の負担を減らすことで業務フローの見直し・効率化を提案。
また、従来のCADソフトと比べ導入費用が大幅に抑えられる上、定額制WEBシステムのため更新料不要で常に最新バージョンがご利用いただけます。
セミナーの様子
最新機器の提案:株式会社ミマキエンジニアリング
カッティングプロッタ「CFX Series」と大判フラットベッドUV-LED方式インクジェットプリンタ「JFX600-2513」を中心に紹介。
「CFX Series」は新たに「Vカット」「ルーター(彫刻)」加工が可能な他、最大圧力30kg、最大加工速度100cm/sを実現したハイエンドモデル。従来主流である海外製の加工機器に並ぶ性能を持つだけなく、国内生産のため導入コストを抑えることが可能でサポート・メンテナンスも迅速に行える。
「JFX600-2513」は「JFX500-2131」の後継機となる新型モデル。最高プリント速度200m2/h と6色インクの搭載によって高い生産性と多彩な表現力を実現。
「CFX Series」による加工の様子
「JFX600-2513」
3Dフィギュア作成の提案:株式会社ミマキエンジニアリング
シンクイノベーション株式会社製の360°スキャナー「Magical scanner」とミマキエンジニアリング製3Dプリンタを組み合わせた3Dフィギュア作成を紹介。
「Magical scanner」は搭載されている96台のカメラによって、わずか0.1秒で全身撮影が可能。撮影後は同機専用のソフトウェアを使用することで誰でも簡単に3Dデータの作成が可能です。他社製品と比べ低コストで導入できるほか、軽量で持ち運び・組立も簡単なため様々な場所で活用いただけます。
会場では、お客様に実際に撮影モデルとなっていただき、あっという間に終わる360°スキャナーによる撮影スピードを体感していただきました。
様々な物の撮影が可能
人物撮影の様子
フィギュアの作成にはミマキエンジニアリング製3Dプリンタ「3DUJ-553」「3DUJ-2207」を紹介。
「3DUJ-553」は世界初1,000万色以上のフルカラー造形が可能な3Dプリンタ。オーバーコート・穴あけなども可能で優れた後加工性を備えており、フィギュア・建築模型・医療模型・オブジェクト看板などの多彩な用途の制作で活用されます。
「3DUJ-2207」は「3DUJ-553」と同等の色数および造形精度を発揮しながら、低価格・省スペースを実現したモデル。「3DUJ-553」と比べて造形できるサイズは小さくなるものの造形できるものに大きく差はなく、低コストで3Dプリント事業へ取り組むことが可能。
「3DUJ-553」
「3DUJ-2207」
新発想除電装置の紹介:モトヤ
可燃性ガスやオゾン発生を防止しながら、生産性向上を実現できる新発想除電装置「放射式除電装置」を紹介。使用電力が2~5Wと省電力ながら、印刷のラインスピード300~500m/分の除電まで対応。コンパクトなサイズのため、簡易な取り付けで様々な製造部門で活用が可能。
除電実演の様子
総括
今回ご来場いただけた皆様、お忙しい中ご来場いただき誠にありがとうございました。
印刷関連業界の事業継続が困難を極める昨今、最新のインクジェット・加工機器や3Dプリントをご覧いただくことで事業拡大のヒントを見つけていただくとともに、教育期間を要する業務の属人化解消による業務フロー見直し・効率化を考えていただく機会となればと思い開催させていただきました。
お越しいただいた皆様の新たなビジネスの活路の参考となれば幸いに存じます。
ご都合が合わずお越しいただけなかった場合でも、興味のある内容があった際には、詳しいご説明なども承っておりますので、お気軽にモトヤまでご相談ください。
また、モトヤでは「事業再構築補助金」を始めとする各種補助金の申請支援も行っております。印刷関連機器やポストプレス関連機器など様々な設備投資にご活用できますので、下記ページをご覧いただき併せてご相談ください。