はじめに
2025年5月15日(木)、16(金)の2日間、コニカミノルタ イノベーションプリンティングスクエアにて「MOTOYAジョイントフェア」を開催いたしました。
今回の展示会は、2025年4月に発売された「AccurioPress C14010S」の初お披露目として、最新のデジタル印刷システムによる自動化・省力化を中心として様々な最新技術をご紹介いたしました。
印刷業界の様々な課題に対して解決のヒントをお伝えするべく開催し、多くの方々にご来場いただきました。
展示レポート
コニカミノルタジャパン株式会社
2025年4月に発売したデジタルカラー印刷システム「AccurioPress C14010S」を初お披露目。
「AccurioPress C14010S」は白トナーの搭載による表現力を拡大し、印刷工程の自動化機能をさらに強化した最新印刷システム。従来の自動化機能がさらに強化され、白色トナーにも対応。
新しくなったインテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ-601)は印刷中のリアルタイム階調補正が強化され、大量印刷時の二次色、三次色のハーフトーンの安定性も向上。また、カラープロファイル作成も進化しており、手作業なしで高精度なカラープロファイルが作成可能。

「Accurio Press C14010S」
搭載されているメディアセンサーでは、調整が難しい定着温度、定着エアー分離風量の最適値が自動設定可能となっており、省力化とスキルレス化を実現。
その他、統合カラーマネジメント(AccurioPro ColorManager)では、複雑な色の品質管理、調整作業を自動化し、スキルレスかつ簡単にカラーマネジメントが可能。IQ-601を活用したプロファイル作成や色検証のチャートを多彩な種類から選択することができ、既存のワークフローに適したカラーマネジメントの自動化を提案。

ブースの様子

加工品サンプル
株式会社ムサシ
小型オートフィーダー付きデジタルダイカッター「SC6500」を紹介。
「SC6500」は、デュアルツールヘッド機能(ダイカット・クリース等)を搭載し、小型化で省スペースを実現したPOD向けデジタルダイカッター。
CCDカメラ搭載による自動位置合わせや、QRコード別によるカットデータのジョブ毎の自動変更機能も標準装備しており、トレイは最大約15kg~最大約900枚の印刷メディアの積み重ねが可能なうえ、最大750g のカッティングパワーと最大350μの幅広いメディア対応が可能。

「SC6500」加工品サンプル

ブースの様子
nearby株式会社
デジタル名刺「nearbyカード」を紹介。
「nearbyカード」は、アプリ不要で設定ができるデジタル名刺。
相手のスマホにかざすだけで多様な情報を伝達する新しいコミュニケーションツールで、社名や氏名の他にSNSやWebページのURLを設定することができ、プロフィールURLを用いたオンライン会議での名刺交換や、ショップカードとしての利用など幅広い活用が可能。

「nearbyカード」

ブースの様子
株式会社リディアワークス
ファブリックサインシステム「LUFAS」を紹介。
「LUFAS」は、省スペースながら、高繊細なデジタルプリントと色鮮やかな内照式 LEDを使用することで、高い訴求効果を発揮するファブリックサインシステム。
デザインを印刷した布の周囲にラバーを縫製し、アルミフレームの溝にはめ込むだけで簡単に施工でき、従来のファブリックサインの懸念事項であった「シワの発生」を解決、誰でも簡単にシワなく施工が可能。

「LUFAS」を活用した「放射式除電装置」の紹介
オフィス知識
新発想除電装置「放射式除電装置」を紹介。
「放射式除電装置」は、静電気に関するお悩みを解決する除電装置。
全く新しい技術によって静電気除去を実現。100V電源かつ、2~5Wの電力で使用可能な省エネ設計ながら、印刷のラインスピード300~500m/分の除電が可能。また、「可燃性ガスの着火」や「オゾンの発生」などがなく、印刷作業の効率化と安全な生産現場構築が両立できる新発想の除電装置。

「放射式除電装置」
総括
今回ご来場いただいた皆様、お忙しい中ご来場いただき誠にありがとうございました。
コニカミノルタジャパン株式会社様との共催で、初お披露目となるデジタルカラー印刷システム「AccurioPress C14010S」を中心に様々な最新技術をご紹介いたしました。
人手不足、環境問題など、印刷業界を取り巻く社会情勢は非常に厳しいものとなっています。本展示会ではそうした中で課題解決のヒントとなる最新技術をお伝えいたしました。このフェアを通じて、お越しいただいた皆様の新たなビジネスの活路の参考となれば幸いに存じます。
ご都合が合わずお越しいただけなかった場合でも、興味のある内容があった際には、詳しいご説明なども承っておりますので、お気軽にモトヤまでご相談ください。
また、モトヤでは労働力不足解消に寄与する「省力化補助金」や新規事業の取組みに寄与する「ものづくり補助金」といった各種補助金の申請支援も行っております。様々な設備投資にご活用できますので、下記ページをご覧いただき併せてご相談ください。